祇園祭
2004年 07月 29日
7月23~25日の三日間、益子の町は祇園祭一色でした。
青年部の部員たちもそれぞれに住んでいる自治会で参加し、大いに盛り上がっていました。
益子の人間はお祭りと消防だけで一年が回っていると言った人がいますが、たしかに青年部の集まりでも年中、お祭りと消防の話をしている気が・・・。その2つのうちのひとつ、祗園祭がいよいよ本番を迎えるとあれば、多くの部員が仕事そっちのけで大はしゃぎしない理由がないのです。
益子の祗園祭は5つの自治会(新町・田町・内町・城内・道祖土)からそれぞれ屋台や山車を引き回し、25日の夜の「御上覧」に向けて加熱してしていきます。
例年、この時期は梅雨明けと重なり、お決まりのように雷雨に見舞われるのですが、今年は早い梅雨明けのせいか、はたまた日頃の行いが良かったのか、3日間とも快晴に恵まれました。しかし、降らなければ降らないで困るのが、気温もテンションもヒートアップしすぎて、今年は熱中症で病院に担ぎ込まれる人も。幸い、大事に至るようなことはありませんでしたが。
24日のお昼ごろから各町内の屋台・山車の巡行が始まり、夜は当番町である田町に集まり、出し物や振舞い酒、お囃子の演奏など大いに盛り上がりました。
翌日の25日もお昼頃からの巡行。鹿島神社に集合し、まずは益子駅への合同巡行。休憩を入れて花馬を先頭に、大通りの端であるつかもと広場まで、町を横断する長距離巡行。大多数の熱中症患者はこの時に出た模様です。その後、共販センター前で解散。夕食後、鹿島神社周辺に向けて出発。町中を引き回し、夜10時に「御上覧」という神前奉納の儀を迎えて終宴。各自治会に戻って祭りが終わります。
祭りが終わり、町はまた静かな田舎町に戻りました。アスファルトに残った車輪の跡だけが、祭の余韻を感じさせています。
(桜)
とちぎ観光センター
栃木県農務部「栃木の祭り」
余談ですが今回、このレポートを書くにあたって、いろいろと調べてみたところ“御神酒頂戴”が関東の三大奇祭に数えられていることを初めて知りました。子供の頃から当たり前に見てきた行事が、世間からどのように評価されているのか、内側からでは認識しにくいものなのだと、何だか勉強になりました。
by mashiko-SS
| 2004-07-29 16:06
| 町の風景